筋膜リリース, 施術メニュー

刺鍼による筋膜リリースの進め方

当院の 刺鍼 の進め方

刺鍼 による 筋膜リリース の施術を得意としております。
「 筋膜リリース 」
テレビの情報番組で紹介され
流行語のようになってしまい
言葉だけをかぶせた施術が増えました。
「 筋膜リリース の鍼をします」
と自己紹介すると
「最近はなんでも 筋膜リリース って付けちゃうんですね」
と言われてしまいます。
そういう言い方されると心外です。

このページでは
当院の鍼治療の考え方・進ませ方を書きます。

一般的な鍼を打つポイント

ツボを頼りにすると

一般的なのは「経穴」ツボと呼ばれているものです。
鍼灸師ですから経穴の勉強もしています。

鍼灸学校では
「ここに打てばこういう効果がある」
よりも
「その場所を決めるために何を目印にするか」
ということのほうが重要視されて習います。
場所を間違うと危険だという考えがあるからです。

実際 WHOで決められた361穴を見ると
神経や血管をうまく避けた場所に置かれています。

しかし
それは表面上の目印であって
内部で針先がどう進むかまでは見届けられてはいません。

だから各経穴の安全な刺鍼深度を設定しています。

逆に言うと
皮膚上の場所の特定だけでは深くはさせない
ということです。 

圧痛点(阿是穴)を頼りにすると

指先で
「圧痛点」を探って打つ場合もあります。
「阿是穴」とも言われ筋疲労などには効果も認められますが
解剖学的に裏付けられた安全性はないので
比較的表面的な部分か筋腹にしか針先を送れません。
また圧痛があるところを手当り次第にとなると
穴数も多くなります。
 

筋膜リリースの場合は

筋膜に対し安全により効果的に変化を与えるところです。
そのためには
①経穴を絶対的な基準とはせず参考程度にとどめます。
②体表上だけでなく内部においても指標を持ち解剖学的な考察により血管・神経などを避けます。
③筋腹ではなく筋膜の重なりがより見られる起始部・停止部を重要視します。
④深層の原因筋を探り出しその筋膜へ針先を届かせます。

以上により刺鍼ポイントを決めていきます。

使用する鍼

すべて「ディスポ鍼」といわれる滅菌密封処理されたものを
その場で開封して使用しています。

鍼の太さは0番鍼(0.1mm⁾から15番鍼(0.5mm⁾までを
患者様・打つ場所・症状によって使い分けます。

経絡治療では3番鍼(0.2mm)前後の太さの鍼を使いますが
筋膜リリースでは8番(0.3mm)が標準です。

鍼の長さは5分(15mm)から4寸(120mm)までを使い分けます。

なぜ太目の鍼を使うかというと
即応性と
直進性への信頼です。
3番以下の太さだと
内部で曲がり
どこへ向かうかわからない
ところがあります。
2cmぐらいならかまいませんが
それ以上なら鍼先が進む方向は
コントロールせねばなりません。

経験上長さが二寸なら8番鍼以上の太さであれば手元で意図的に反らせるもしくは硬い骨にあたったものを無理に突き進ませない限りは曲がることはありません。

鍼 管を使用します

中国など他国での鍼治療では鍼を直接突き刺す
「撚鍼法」が
主です。
日本では一度管に納めてから皮膚にあて
管の上部に出た部分をトントンとたたいて
「切皮」したあと刺入していく
「管鍼法」が主流です。
この管を「鍼管」といいます。

日本でも看板に中国鍼と書かれたところでは
撚鍼法でされる先生も多いようです。

メリットとしてはピンポイントで狙いを定められること 
鍼管を使うとその管の太さの中で誤差が出てしまいます。
顔針などでは必要な精度です。
もうひとつは手順が少ない分早く打てること 
管鍼法と比べると同じ本数でも
半分以下のタイムで打つことができます。
施術する側には魅力的なことで
混み合ってくると撚鍼法で
次々に打ちたくなってきます。

しかし当院では鍼管を使う
「管鍼法」
で刺鍼しています。
鍼先の進行方向を決めやすいからです。
管の延長上に目標を設定します。
撚鍼法だと鍼のたわみを
利用するため針が進む方向には
くるいが出ます。
ピストルよりも銃身の長いライフルのほうが
狙いを定めやすいことに似ています。
狙いを定めやすいことはより安全なのです。
そのための時間をロスとは思いません。
必要な時間です。
当院では安全であることを常に心がけています。

以上安全面について書きました。
「筋膜リリース」については②へ続きます。

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