大阪市東成区今里にあります鍼灸治療院リーチです。呼吸と腰痛 肩こりに関わる下後鋸筋の筋膜リリース的考察です。
どこにあるの?

背中の下部
下後鋸筋は、背中の下部に位置しており、腰椎と下部肋骨をつなぐ筋肉です。具体的には、第11・12胸椎および第1・2腰椎1から始まり、第9から第12肋骨に付着しています。
起始部
下後鋸筋は、第11・12胸椎および第1・2腰椎の棘突起から起始します。この部位から筋肉が下部肋骨に向かって広がっていきます。
停止部
この筋肉は第9から第12肋骨に停止します。これにより、下部肋骨を引き下げる動作をサポートし、特に呼気時に作用します。
支配神経
支配神経は肋間神経(第9から第12肋間神経の枝)です。
どんな動き?
肋骨を引き下げます
下後鋸筋は、主に肋骨を引き下げる作用を持っています。特に、呼気時にはこの筋肉が肋骨を引き下げて胸郭を縮め、空気を排出する際に働きます。
拮抗筋は?協力筋は?
拮抗筋
下後鋸筋が肋骨を引き下げる動作に拮抗する筋肉は、外肋間筋です。外肋間筋は肋骨を引き上げ、吸気時に胸郭を広げる働きを持っています。
協力筋

下後鋸筋の動作には、内肋間筋や腹直筋が協力します。これらの筋肉は、呼気を助ける役割を担い、特に強制呼気(激しい呼吸時など)で協力します。
関係する症状は?
腰や背中の痛み肩こり
下後鋸筋の過度な緊張や炎症は、腰部や背中に痛みを引き起こすことがあります。特に、長時間の座り姿勢や運動不足により筋肉が硬直し、痛みが生じることがあります。
起始部が胸腰移行部にあたります。胸腰移行部のコリは肩こり原因にも腰痛の原因にもなりえます。
呼吸の浅さや呼吸困難
下後鋸筋の機能不全により、肋骨の引き下げが適切に行われないと、呼吸が浅くなったり、呼吸困難を感じることがあります。特に、運動やストレスによって呼吸が浅くなる場合、この筋肉が一因となっていることが考えられます。
姿勢不良や腰痛の一因
下後鋸筋の異常な緊張は、姿勢の崩れや腰痛の原因となることがあります。筋肉が硬くなると背中の動きが制限され、結果として姿勢が悪くなり、腰への負担が増すため、腰痛や慢性的な疲労感を引き起こす可能性があります。
下後鋸筋の緊張や硬直は、呼吸機能や姿勢に大きな影響を与えるため、鍼灸によるケアで筋肉の緩和と症状の改善が期待できます。
- この部分を「胸腰移行部」といい胸椎と腰椎の境界になります。 ↩︎
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解剖画像は「ヒューマン・アナトミー・アトラス」からの引用です。
