大阪市東成区今里にあります鍼灸治療院リーチです。呼吸と腰痛 肩こりに関わる下後鋸筋の筋膜リリース的考察です。

  1. どこにあるの?
    1. 背中の下部
    2. 起始部
    3. 停止部
    4. 支配神経
  2. どんな動き?
    1. 肋骨を引き下げます
  3. 拮抗筋は?協力筋は?
    1. 拮抗筋
    2. 協力筋
  4. 関係する症状は?
    1. 腰や背中の痛み肩こり
    2. 呼吸の浅さや呼吸困難
    3. 姿勢不良や腰痛の一因

どこにあるの?

背中の下部

下後鋸筋は、背中の下部に位置しており、腰椎と下部肋骨をつなぐ筋肉です。具体的には、第11・12胸椎および第1・2腰椎1から始まり、第9から第12肋骨に付着しています。

起始部

下後鋸筋は、第11・12胸椎および第1・2腰椎の棘突起から起始します。この部位から筋肉が下部肋骨に向かって広がっていきます。

停止部

この筋肉は第9から第12肋骨に停止します。これにより、下部肋骨を引き下げる動作をサポートし、特に呼気時に作用します。

支配神経

支配神経は肋間神経(第9から第12肋間神経の枝)です。

どんな動き?

肋骨を引き下げます

下後鋸筋は、主に肋骨を引き下げる作用を持っています。特に、呼気時にはこの筋肉が肋骨を引き下げて胸郭を縮め、空気を排出する際に働きます。

拮抗筋は?協力筋は?

拮抗筋

下後鋸筋が肋骨を引き下げる動作に拮抗する筋肉は、外肋間筋です。外肋間筋は肋骨を引き上げ、吸気時に胸郭を広げる働きを持っています。

協力筋

下後鋸筋の動作には、内肋間筋や腹直筋が協力します。これらの筋肉は、呼気を助ける役割を担い、特に強制呼気(激しい呼吸時など)で協力します。

関係する症状は?

腰や背中の痛み肩こり

下後鋸筋の過度な緊張や炎症は、腰部や背中に痛みを引き起こすことがあります。特に、長時間の座り姿勢や運動不足により筋肉が硬直し、痛みが生じることがあります。
 起始部が胸腰移行部にあたります。胸腰移行部のコリは肩こり原因にも腰痛の原因にもなりえます。

呼吸の浅さや呼吸困難

下後鋸筋の機能不全により、肋骨の引き下げが適切に行われないと、呼吸が浅くなったり、呼吸困難を感じることがあります。特に、運動やストレスによって呼吸が浅くなる場合、この筋肉が一因となっていることが考えられます。

姿勢不良や腰痛の一因

下後鋸筋の異常な緊張は、姿勢の崩れや腰痛の原因となることがあります。筋肉が硬くなると背中の動きが制限され、結果として姿勢が悪くなり、腰への負担が増すため、腰痛や慢性的な疲労感を引き起こす可能性があります。

下後鋸筋の緊張や硬直は、呼吸機能や姿勢に大きな影響を与えるため、鍼灸によるケアで筋肉の緩和と症状の改善が期待できます。

  1. この部分を「胸腰移行部」といい胸椎と腰椎の境界になります。 ↩︎

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解剖画像は「ヒューマン・アナトミー・アトラス」からの引用です。