大阪市東成区今里にあります鍼灸治療院リーチです。短母指外転筋(abductor pollicis brevis)の筋膜リリース的考察です。

  1. どこにあるの?
    1. 起始部
    2. 停止部
    3. 支配神経
  2. どんな動き?
  3. 拮抗筋は?
  4. 協力筋は?
  5. 関係する症状は?
    1. 腱鞘炎
    2. 手根管症候群

どこにあるの?

短母指外転筋

 短母指外転筋は、手の母指(親指)の基部に位置しており、母指の動きに大きく関与しています。この筋肉は親指の外側で働き、手全体の握力や物をつかむ動作を支える重要な筋肉です。
 一般的に言われる拇指球に当たる筋肉です。

起始部

 短母指外転筋の起始部は橈骨遠位部および屈筋支帯にあります。この筋肉は、母指を外転させるために手首の屈筋群と連動しています。

停止部

短母指外転筋の停止部は、母指の基節骨です。この筋肉は母指の関節を動かし、外転(親指を手の中心から離す動き)を行います。

支配神経

短母指外転筋は正中神経反回枝(C7-T1)に支配されています。

どんな動き?

短母指外転筋は、母指を外転させます。母指が他の四指と向き合い物をつかむ動作や、精密な動きをするために役割を果たします。

拮抗筋は?

短母指外転筋の拮抗筋は母指内転筋です。この筋肉は母指を手の中央に引き寄せる動きを担当します。

協力筋は?

短母指外転筋の協力筋は短母指屈筋長母指外転筋です。これらの筋肉は共同で母指の屈曲や外転をサポートし、母指の複雑な動作を可能にしています。

関係する症状は?

腱鞘炎

短母指外転筋が過度に緊張すると、母指や手首に腱鞘炎が発症することがあります。これにより、親指の動きに制限が生じ、日常的な作業に支障が出ることがあります。

手根管症候群

屈筋支帯に起始部の一部を持つ短母指外転筋が緊張しすぎると、手根管内の圧力が高まり、手根管症候群に至ることがあります。

筋肉の基礎知識(さくいん)


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解剖画像は「ヒューマン・アナトミー・アトラス」からの引用です。