大阪市東成区今里にあります鍼灸治療院リーチです。頚板状筋(splenius-cervicalis)の筋膜リリース的考察です。
どこにあるの?
上背部から首へ

頚板状筋は、首の後面に位置し、首の深層筋群の一つです。この筋肉は、頭を支え、首の動きをスムーズに行うために重要な役割を果たします。
起始部
頚板状筋は、胸椎3番から6番の棘突起から起始します。胸椎から始まり、頸椎へとつながるため、首から背中にかけての安定性を担います。
停止部
停止部は、頸椎1番から3番の横突起に位置します。この筋肉は、首の骨である頸椎にまたがり、その動きに深く関与しています。頚板状筋は首の頸椎関節をまたいで、頭の安定や回転に重要な役割を果たします。
頚板状筋は、頭板状筋や僧帽筋の下層に位置する深層筋です。これらの浅層筋に覆われているため、外からは触れにくい筋肉ですが、首や背中の動きを支える重要な筋肉です。
どんな動き?
首の伸展と回旋
頚板状筋は、頸椎の伸展(首を後ろに反らせる動き)および回旋(左右に首を回す動き)に関与します。頭を後方に倒すときや、左右に振り向くときに働きます。
他の筋肉との協力
この動きに協力する筋肉としては、頭板状筋や僧帽筋が挙げられます。これらの筋肉とともに、首をスムーズに動かし、首や肩の負担を軽減する働きがあります。
頚と胸のさかい目「頚胸移行部」を支える重要な筋肉でもあります。
拮抗筋は?
拮抗筋

頚板状筋の作用に拮抗する筋肉は、首を前に屈曲させる胸鎖乳突筋です。胸鎖乳突筋は、頭に停止部を持ち前に倒したり、首を左右に傾けるときに働き、頚板状筋とバランスを取り合いながら動きを制御します。
関係する症状は?
首のこり・痛み
頚板状筋が緊張すると、首や肩に強いこりや痛みを感じることがあります。特に、デスクワークやスマートフォンの使用などで長時間同じ姿勢を保つことが多い場合、この筋肉が硬直し、首の不快感を引き起こします。
「寝違い」で痛みを感じるのも頚板状筋のことがあります。
頭痛やめまい
頚板状筋の過度な緊張が原因で、頭痛やめまいといった症状が現れることもあります。首の筋肉が緊張することで、血行が悪くなり、頭や目の周りに負担がかかることがあるからです。
職業や生活習慣の影響
デスクワークや長時間のパソコン作業を行う職業の方は、頚板状筋に負担がかかりやすいです。また、運転手やスマートフォンを頻繁に使用する人も、この筋肉が緊張しやすくなります。これらの職業では、首を前に突き出した姿勢(ストレートネック)が原因で、頚板状筋に過度な負担がかかることがあります。
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