陰陽論 消長平衡

今日6月9日で開院一周年になりました。
ありがとうございます。
うまくいってるわけではないですが
この一年は準備だと思って
これからますます発展していきたいと思います。

もうすぐ一周年ということを
開院当初からいらしてくれている患者様に話したら
初めてきたときのことを話してくれました。

二十人ほどの従業員の会社の社長様です。

初診は腰痛でいらっしゃいました。
しかし問診・検査としていくと
胃の調子が非常に悪い
制酸剤を飲んでごまかしている
舌を見ても真っ白
胸脇苦満 肝も疲れている

ストレスから来る胃炎を抱えていて
それが腰痛の根本原因だと判断し
腹部の置鍼に時間をかけました。

腰痛がまだ残ってるような感じだったので
御本人は不満げだったのですが
その日はそれで帰ってもらいました。

二回目は3~4日してから
いらっしゃいました。
腰痛はすっかり取れて
晴れやかな顔をしてらしたのを
覚えています。
それから週一回ぐらいがしばらく続いて
その後は月1~2回の頻度で
いらしてくれています。

その患者様がいうには
初回の施術がすごく良かったそうです。

自分にはストレスなんて関係ないと思ってた
そうなんですが言われてみれば
毎月金策で走り回っていた
いつものことなので気が付かなかったが
やりくりがけっこう大変だった。
そして従業員の給料と協力会社に支払いしたら
手元にはいくらも残らない
会社が成長していく展望もない
もうやめようか人手に渡そうか
というような考えも頭をよぎっていた。

でもあの日鍼を受けて
一晩寝たら
体の調子が良くなって
頭も冴えて考えが変わった

自分のところの社員と
協力会社の社員さんたちと
その家族の生活
この会社で支えてるんだな
と思えた
そしたらたいへんだなんて
思えなくなった
現時点では自分以外に
この会社の社長は考えられない
社長としての給料は十分もらってる

ネガティブからポジティブに
絵に描いたように
思考が変わったそうです。

こちらは特別な施術をしたわけではないので
何が幸いしたのか考えてみました。

陰陽論では
「陰極まりて陽になる。陽極まりて陰になる」
という考えがあります。
事物は絶えず動いていて変化を繰り返す
陰と陽は相対的なもので
陰も際まで行くと陽になり
陽も際まで行くと陰になる
その繰り返しである(消長平衡)

おもうに
この社長さんが施術を受けられたとき
陰陽のバランスとしては陰の極み
症状としてはこれ以上進むと「病」になる
ところにあって
施術でバランスを取り戻し
うまく陽に転じられた
のではないか

我々は外からなにか付け加えるのではなく
結局は中にあるものをうまく巡らせる
ための施術をすることに尽きるのです。

おそらくご本人がそれだけの生きる力を
持っていらっしゃる。

人に貢献するということに行き着いた
社長さんの会社は
これからますます発展していくように思います。

めぐり合わせという意味で
「易経」
も関わってきます。
今勉強してるのですが
これの施術に活かせたらと思っています。

ちなみに社長さんがいうには
その一回はものすごく効いたけど
その後はごく普通だそうです。
私としては施してることは
同じなんですけど…