大阪市東成区今里にあります鍼灸治療院リーチです。
テニス肘の原因にもなる 長橈側手根伸筋 の筋膜リリース的考察です。

  1. どこにあるの?
    1. 起始部
    2. 停止部
  2. どんな動き?
  3. 拮抗筋は?
  4. 協力筋は?
  5. 関連する症状は?
    1. テニス肘(外側上顆炎)
    2. 手首の腱鞘炎

どこにあるの?

長橈側手根伸筋は、
前腕の外側(親指側) に位置し 肘関節 と 手関節 を超える二関節筋です。

起始部

長橈側手根伸筋は 上腕骨外側上顆 から起こり、肘の外側に沿って手のほうへのびます。

停止部

手首を越えて第2中手骨の基部(人差し指の根元の骨) に停止します。

支配神経は橈骨神経です。

どんな動き?

長橈側手根伸筋は主に次のような作用を持ちます。

  • 手関節を背屈(手首を手の甲側に反らす動き)
  • 手関節を橈屈(親指側に寄せる動き)
  • 肘関節を 屈曲(曲げる動き) にもわずかに関与
  • 前腕の回外の補助 腕橈骨筋と同時に働くことで肘から先の回外運動の補助をします。

例えば「ペットボトルのキャップをひねる」「荷物を持ち上げる」「マウスやスマホ(フリック入力)を長時間操作する」といった動作にかかわります。


拮抗筋は?

長橈側手根伸筋の作用に拮抗する筋肉は

  • 手関節背屈に拮抗する筋肉:長掌筋・橈側手根屈筋など
  • 橈屈に拮抗する筋肉:尺側手根屈筋

協力筋は?

長橈側手根伸筋の動きに協力する筋肉は以下です。

  • 短橈側手根伸筋:手首の背屈をより安定させる。
  • 総指伸筋:手関節の背屈時に手指を伸ばし協力する。
  • 腕橈骨筋:手関節の撓屈 前腕の回外に協力する。

関連する症状は?

長橈側手根伸筋に負担がかかると、次のような症状が出やすくなります。

テニス肘(外側上顆炎)

テニスのバックハンドには手関節の背屈動作が含まれます。
なかなか治らないテニス肘(上腕骨外側上顆炎)では橈側手根伸筋の起始部のリリースができていないことがよくあります。

手首の腱鞘炎

スマホ操作やパソコン作業で繰り返し酷使すると、手首の外側に炎症や痛みが出やすくなります。手首あたりで痛みの出ている腱鞘炎はまだ軽症です。そのあたりで収まってるうちに受診をお勧めします。

✅ まとめ
長橈側手根伸筋は、日常生活やスポーツで酷使されやすく、肘や手首の痛みの原因となる筋肉です。


あなたのご来院を
心からお待ちしております


※解剖図は「ヒューマンアナトミーアトラス」からの引用です。