用語解説, 筋膜リリース

筋膜リリースは阿是穴 圧痛点を狙ったものではありません

大阪市東成区今里にあります
鍼灸治療院リーチです。
阿是穴 あぜけつ
についての考察です。

ツボ WHOが認めたものは361穴

経穴 いわゆるツボと言われるもので
WHOが認めたものは361穴です。
国や流派の考え方の違いで
もっと他にもありますが
経脈上にあり効果のあるものは
この中に収まります。

取 穴しゅけつ

この361穴は
常に一定の場所にある
骨のでっぱりや関節のシワを
目印に位置が特定されます。


三陰交は内くるぶしから
脛骨に沿って指4本分
上にあがったところ
に取る

指標をもとに
刺鍼場所を
決めることを
取 穴しゅけつといいます。

取穴に至るまでは
術者によって
考え方が違います。

経絡治療の場合 しょうを立てます

経絡治療では
患者様を見て
問診もんしんを取り
病状を把握したうえで
脈診みゃくしん・検査など切診せっしんを行い
 「しょう」を
立てます。
これはお医者さんでは
診断にあたります。

その上で
「どの経穴に鍼を打つか」
を決め取穴します。
これが治療方針です。

特 効 穴

証を立てるまでに
至らない場合
この症状ならここに打てば効く
という具合に361穴の中から
特効穴
を選んで頼ることになります。

運動器疾患の場合

緊張した筋肉に
鍼を打つと
どこに打つか関係なく
その緊張が緩むという
生理現象があります。
さらに
刺鍼は侵害刺激しんがいしげきとして捉えられ
周囲の血流を誘い
症状が緩和されます。

証立てでもない
特効穴でもない
圧痛点を探して打つことを

阿是穴あぜけつ

といいます。

運動器疾患の場合
よく使われます。

筋膜リリースの取穴は阿是穴ではありません

筋膜リリースの取穴も
圧痛点を頼りに
刺鍼しているように見えますが
実際の刺鍼を比べてもらえば
違いがわかってもらえます。

阿是穴の場合
筋腹に打つことが多いのに対して
筋膜リリース・トリガーポイント鍼は
起始部停止部きしぶていしぶを狙います。

筋膜リリースの刺鍼ポイントも
圧痛はありますが
これは筋膜の重積じゅうせきによるものです。
膜に点在している痛点が重なる事によって
さらに密度を増していることで起こります。

また脱力短縮位だつりょくたんしゅくいを心がけます。
筋肉が伸ばされた状態で押圧おうあつして
圧痛があったとしても
病的な状態とは判断できません。
脱力した状態での筋スパズムを探し出します。

また
深層筋しんそうきんと表層筋の重なり
・骨の際など骨膜との付着部
・間質中の脂肪の線維との癒着ゆちゃく

などを考慮して
刺鍼とミオラブでの
リリースを行い
症状の改善に努めております。

このページのまとめ

・ツボ 認められているのは361穴
・取穴とは選穴後指標をもとに刺鍼場所を決めること
・証を立てて選穴する。
・特効穴とは特定の症状に効くツボ
・阿是穴とは圧痛点を頼りに取穴すること。
・筋膜リリースは阿是穴狙いではない
・筋膜の重なりやすいところを刺鍼ミオラブによってリリースしている。

皆様のご来院を
心からお待ちしています