筋膜リリース, Uncategorized

ためしてガッテン

一昨夜はNHKの ためしてガッテン で
鍼灸を取り上げていただきました。
中でも 筋膜 を扱っていただいたため
当院への問い合わせも増えております。

しかしちょっと
問題のある表現もありました。

筋膜と経絡の流れの図を重ねて
あたかも同じもののような
印象を与えていたところです。

20190220放送ためしてガッテン
慢性痛しびれが改善!逆子も治る!?東洋の神秘「はり治療」SP
から引用

「経穴は神経の集まるようなところに
  取る場合もあります」と
ただし書きがありましたが
まだ何が正しいのかわからない時点で
こういうセンセーショナルな図で
一般向けに表現するのはいただけません。

この筋膜の図の引用元である
「アナトミートレイン」の著者である
トーマスメイヤー博士も
その中で
筋筋膜連続体は張力を伝達するものであり
「気(エネルギー)」を伝える経絡とは
別のものであると書いています。

当院でも
筋膜リリース
経絡治療
別に考えております。

筋膜リリースにおける
筋膜は筋肉を包む袋であり
その連続したつながりによって伝わるのは
張力である。
そこで問題になるのは
筋膜のほつれや滑走不良である。

経絡治療を施すときには
脈診等をみて
陰陽・五行・臓腑経絡論から
証を立て経穴へ刺鍼しています。

東洋医学は
統計学のようなところがあります。

観察眼に優れた人が
何世代にも渡って事例を集めて
体系立てたものです。

その中には
目に見えないことも含まれます。

目に見えないけれど
そうなっちゃうんだから
それが真実だ。
という考えです。

一方西洋医学は
科学的に証明されて
理論立てられなければ
成り立ちません。
手術の必要性や
薬の効果には
エビデンスを求められます。

顕微鏡が発明されて
より小さいものが見えて
化学が発達して
物質の反応がわかり始めて

自分たちの理屈で理解できなければ
信用しなくなってしましました。

でもそれはここ2百年ぐらいのことです。

お釈迦様は地球が丸いことも知りませんでした。
でも現代にも通じる立派な思想を残しています。

それを現代の学問で言い換えてしまうと
味気ないおかしなものになってしまいます。

無理に重ねる必要はないのです。

参考文献「アナトミー・トレイン」
第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線

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