大阪市東成区今里にあります鍼灸治療院リーチです。短母指伸筋(たんぼししんきん)の筋膜リリース的考察です。
どこにあるの?

手首から親指にかけて
短母指伸筋は手首から親指にかけて位置し、親指の動きを支える重要な筋肉です。この筋肉は親指を伸ばす動作に関与し、つまむ、引っ張るなどの手の動きをサポートします。
起始部
短母指伸筋の起始部は橈骨の背面および骨間膜です。これらは前腕の骨や膜の一部で、筋肉が手首から親指へ向かって働く基点となっています。
停止部
短母指伸筋の停止部は母指の基節骨底です。この筋肉は親指の第一関節付近に付着し、親指を伸ばす動作を可能にしています。
支配神経
短母指伸筋の支配神経は**橈骨神経(後骨間神経)**です。この神経が筋肉をコントロールし、親指の伸展や手の動作をサポートしています。
どんな動き?
短母指伸筋は主に親指の伸展に関与します。具体的には、親指の基節骨を伸ばす動作を行います。この動きは、つまむ、引っ張る、押すといった日常的な動作において重要です。
さらに、短母指伸筋は親指を他の指から引き離す動き(外転動作)をサポートし、手の広い動きを可能にします。例えば、ペンを持つ動作やボタンを押す動作などで活躍します。
拮抗筋は?協力筋は?
拮抗筋
短母指伸筋の拮抗筋としては、短母指屈筋や長母指屈筋が挙げられます。これらの筋肉は親指を屈曲させる動作を担い、短母指伸筋の伸展作用と反対の動きを行います。
協力筋
短母指伸筋の動きに協力する筋肉としては、長母指伸筋や長母指外転筋が挙げられます。これらの筋肉は親指の伸展や外転の動作を補助し、短母指伸筋と共に複雑な親指の動きを支えます。
関係する症状は?
腱鞘炎(ドゥケルバン病)
短母指伸筋が過剰に使用されると、母指の腱や腱鞘に炎症が起き、腱鞘炎(ドゥケルバン病)を引き起こすことがあります。この症状は、親指を頻繁に使用する作業(タイピング、スマホ操作など)を長時間続けることで発症し、親指や手首に痛みを感じます。→腱鞘炎
手首の痛み
短母指伸筋が緊張すると、手首周辺に痛みが出ることがあります。特に親指を伸ばす動作や物を掴む動作の際に痛みが悪化する場合があります。
親指の動きの制限
短母指伸筋が硬くなると、親指の伸展や外転の動きが制限され、物をつかむ、つまむ動作が困難になることがあります。これにより、日常生活の中で不便を感じることが増える場合があります。
手のしびれや感覚異常
短母指伸筋が過剰に緊張すると、橈骨神経に影響を及ぼし、手や親指にしびれや感覚異常を引き起こすことがあります。特に長時間の作業や運動後に症状が現れることが多いです。
親指や手首の痛み、不調を感じた場合、短母指伸筋の状態を確認し、鍼灸治療を通じて筋肉の緊張を和らげ、正常な機能を回復させることが効果的です。
→筋肉の基礎知識(さくいん)
あなたのご来院を
心からお待ちしております。
解剖画像は「ヒューマン・アナトミー・アトラス」からの引用です。







