大阪市東成区今里にあります鍼灸治療院リーチです。肘から先の健康に関わる円回内筋の筋膜リリース的考察です。
どこにあるの?
前腕の内側

円回内筋は、前腕の内側に位置し、肘関節と前腕にまたがって走行する筋肉です。この筋肉は、前腕を回内(手のひらを下向きに回転させる動作)させる重要な役割を持っています。また、肘の屈曲動作にも関与します。
起始部

円回内筋は、①上腕骨の内側上顆および②尺骨の鈎状突起から起始します。
内側上顆は肘の内側にあり、多くの前腕屈筋がこの部位から起始します。
停止部
円回内筋は、③橈骨の外側面に停止します。
円回内筋は、肘から前腕にかけて浅い部分に位置し、動作に直接関与します。また、日常的に使う筋肉で、頻繁に負荷がかかる部位でもあります。
支配神経
円回内筋の支配神経は、正中神経(C6〜C7)です。
どんな動き?
前腕の回内と肘関節の屈曲

円回内筋は、前腕の回内(手のひらを下向きにする動作)に関与します。この動作は、物を回す、ドアノブを回すといった日常動作に頻繁に使われます。また、肘関節の屈曲にも協力し、前腕の屈曲時にサポート役として働きます。
肘関節は自由度が必要とされるため靭帯でガッチリ固めていません。上腕骨 尺骨 橈骨にまたがる円回内筋・回外筋は適度な緊張を保ち肘関節の安定に働きます。
拮抗筋は?協力筋は?
拮抗筋

円回内筋の前腕の回内に対する拮抗筋は、回外筋や上腕二頭筋です。これらの筋肉は、前腕の回外(手のひらを上向きにする動作)を担当しており、円回内筋の動きと反対の作用を持ちます。
協力筋
この動作に協力する筋肉には、方形回内筋があり、前腕の回内動作に手首に近い部分で作用します。
また 肘の屈曲時には、主動筋の上腕二頭筋や上腕筋の作用に協力します。
関係する症状は?
前腕の痛みや疲労感
円回内筋が過度に使用されると、前腕や肘の内側に痛みや疲労感が生じることがあります。特に、前腕を繰り返し回内する動作(ドアノブを回す、ネジを締めるなど)や、手首を回す作業を頻繁に行うと、筋肉に過度な負荷がかかり、前腕痛やテニス肘のような症状が発生することがあります。
握力の低下
円回内筋が硬直すると、手首や前腕の動きに制限がかかり、握力が低下することがあります。これは、筋肉が硬くなることで前腕全体の動きが制限され、物をしっかり握る力が発揮できなくなるためです。
前腕のこわばりや痙攣
円回内筋が長時間緊張した状態が続くと、回内筋症候群と言われる前腕全体にこわばりやしびれが発生することがあります。これは手根管症候群や撓骨神経麻痺のベースになる状態です。
円回内筋が原因となる症状は、前腕や手首の動きに影響を与えることが多く、日常生活やスポーツに支障をきたすことがあります。鍼灸治療を通じて、この筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することで、症状の改善が期待できます。
あなたのご来院を
心からお待ちしております
解剖画像は「ヒューマン・アナトミー・アトラス」からの引用です。







