大阪市東成区今里にあります鍼灸治療院リーチです。インナーマッスルと言われる大腰筋の筋膜リリース的考察です。
どこにあるの?
腰から股関節まで

大腰筋は、腰部から股関節にかけて走行する筋肉で、体幹と下肢をつなぐ重要な筋肉です。骨盤の奥深くにあり、背骨の下部(腰椎)と太ももの骨(大腿骨)をつなぎ、体の中心で姿勢を支えています。
起始部
大腰筋は、第12胸椎から第5腰椎の椎体および椎間板、さらに横突起から起始します。これにより、脊柱の安定をサポートしながら、下肢との連動を図ります。
停止部

大腰筋は、大腿骨の小転子という突起部分に腸骨筋とともに停止します。この部分に付着することで、股関節を引き上げる(屈曲させる)動きをサポートします。
深層にあるか浅層にあるか
大腰筋は深層筋に分類され、骨盤内の深い場所に位置しています。体の中心部にあるため、姿勢の維持や骨盤の安定に大きく関わる筋肉です。
内臓に近く位置するので影響を受けやすく与えもしやすい筋肉です。
支配神経
大腰筋の支配神経は、腰神経叢(L1~L3の前枝)です。
どんな動き?
股関節の屈曲と体幹の安定
大腰筋は、股関節の屈曲(脚を引き上げる動作)を主に担当します。これにより、階段を上る、歩く、座るといった日常の動作が可能になります。また、大腰筋は体幹を安定させ、前屈や側屈などの動作にも関与します。
この動作に協力する筋肉には、腸骨筋や大腿直筋などがあり、これらが一緒に働くことで股関節のスムーズな屈曲が可能になります。
拮抗筋は?協力筋は?
拮抗筋
大腰筋の股関節屈曲に対して拮抗する筋肉は、大臀筋です。大臀筋は、股関節を伸展(脚を後ろに引く)させる働きがあり、大腰筋の動きと反対の役割を果たします。
協力筋
大腰筋の股関節屈曲には、腸骨筋や大腿直筋が協力します。これらの筋肉は一緒に働き、脚を引き上げる動作や体幹の安定をサポートします。また、姿勢を保つためには腹斜筋も協力して働きます。
関係する症状は?
腰痛
大腰筋が緊張したり短縮すると、腰椎を引っ張り、腰痛を引き起こすことがあります。特に、長時間の座位や悪い姿勢が続くと、大腰筋が硬くなり、腰椎や骨盤に負担をかけ、慢性的な腰痛につながることがあります。
股関節の痛みや可動域制限
大腰筋が硬直すると、股関節の動きが制限され、股関節の痛みや違和感が生じることがあります。この筋肉の柔軟性が低下すると、脚を引き上げる動作が難しくなり、歩行や立ち上がる動作が不自然になることがあります。
姿勢不良
大腰筋が過度に緊張した状態が続くと、骨盤が前傾しやすくなり、反り腰(腰椎前弯過剰)や猫背などの姿勢不良が引き起こされます。この姿勢の崩れが原因で、腰痛や背中の痛みを感じることも少なくありません。
膝や足への影響
大腰筋が正常に働かない場合、脚の動きが制限され、膝や足に負担がかかることがあります。これにより、膝の痛みや足の疲労感が出やすくなることがあります。
大腰筋が原因となる症状は、姿勢の崩れや股関節の制限、さらに腰痛など日常生活に支障をきたすものが多いです。鍼灸治療により、この筋肉の緊張を和らげ、バランスを整えることで、症状の改善が期待できます。
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心からお待ちしております
解剖画像は「ヒューマン・アナトミー・アトラス」からの引用です。







