大阪市東成区 今里 にあります鍼灸治療院リーチです。
X脚についての考察です。
- X脚とは
- 原因は股関節にあり大腿骨の前捻角が深い状態です。
- クレイグテスト
- 前捻角が深いと何が起こるか?
1.股関節回旋の後方可動域が小さくなる
2.重心を支える軸が後方にずれる - 過前捻角がX脚になるメカニズム
- 過前捻角になる原因は何?
子供の頃の無理なストレッチ
割座(ぺたんこ座り) - 下肢の変形はO脚よりもひどくなります。
- 鍼でなければできないことです。
X脚とは
立位で膝の内側をくっつけても
足首の内踝がくっつかない状態を言います。

原因は股関節にあり
大腿骨の前捻角が深い状態

X脚の原因を
股関節から見た場合
大腿骨頚の前後に与えられる角度である前捻角が深いことが一番の原因です。
外反足など足元の問題も膝の角度に影響を与えるので重要ですが足元から始まるわけではありません。
クレイグテスト
前捻角を計るテストです。

1.被験者にベッドにうつ伏せてもらい
検者は臀部脇左右の大転子を探り当てます。
左右の大転子を平行にし
中間位(内旋・外旋が見かけ上均衡な位置)を作り出します。
2.膝を曲げ 外側に傾いた下腿の角度が前捻角になります。

正常な前捻角は15°から20°です。
臨床上の経験では25°ぐらいまでなら見ためはX脚ではないようです。
ではそれより深いと何がおこるか?
前捻角が深いと…
1.股関節回旋の後方可動域が小さくなる

股関節は球関節です。
角度が20°より深い過前捻角だとすると
球の根元の大腿骨頚と
受け側である寛骨臼とのあいだが狭くなり
股関節の後方への動きをともなう伸展・外旋の可動域が小さくなります。
2.重心を支える軸が後ろにずれる

また 前捻角がありすぎると
大腿骨の縦軸が後方に下がります。
このことで
腰から上の体幹部が前に傾き
傾きを修正する微調整が必要になります。
※骨盤の後傾・前傾にも関係してきます。
過前捻角からX脚へのメカニズム
過前捻角をもっていると
立つだけでも 腰を反らせたり 膝を曲げたりの重心の微調整をし両足のつま先を内側に向けるようになります。X脚の始まりです。
後方へ伸展したときに
可動域の狭さを感じると
なんとかしようとします。
あらかじめ内旋させておき
大転子の位置を前方において
そこから動き始めることで
偽の可動域を作ります。

股関節に内旋筋はありません。
内転筋群がその役目をします。
内転筋はどれも大腿骨を中心線へ斜め上へ
釣り上げるように働きますので
大腿骨の縦軸の回転ではなく
腰が横に張り出し
膝が内側に入る
Xの上半分の形になります。
この時点ではつま先も
膝と同じ方向の内側を向いていますが
2.の前にかかる重心を支えるために
下腿の軸を外に向け
つま先を正面に向けようとして
膝から下が中心線から離れていきます。
人は
歩きはじめから10代後半までで
探りながら自分の形を決めていきます。
その期間に過前捻角がきっかけで
Xの形へ導かれていきます。
若いうちはそれでも
問題はないように思え気が付かづに過ごしていくのです。
過前捻角の原因は何?
前捻角は生まれつきだけでなく
年を経るごとに深くなっていきます。
これは誰にもおこることです。
しかし病的なほど過前捻になるには
理由があるはずです。
子供の頃の無理なストレッチ
関節の可動域を無視した股関節のストレッチは
大腿骨頚に負担になるかもしれません。
股関節の柔軟さはどんな競技にも必要ですが
過度な負荷は避けたほうがいいようです。
割座(ぺたんこ座り)
女の子がよくする
正座からお尻を直接床面につけて
脚を開いてしまう「割座」は
大腿骨頚に直接体重がかかってしまうので
前捻角を深くしてしまいます。

現代人は椅子の生活が多いと思うのですが
それでも
一家団欒でこたつに集合するとき
リビングのテレビの前でゲームをするとき
自室のベッドの上でなど
床に直接座る機会はないわけではありません。
毎日そのたびにぺたんこ座りをしていると
前捻角も角度を増していきます。
下肢の変形はO脚よりもひどくなる
臨床上の経験からですが
X脚の下肢の変形は
O脚の場合よりもひどくなります。
骨盤が前傾しているので反り腰になり
膝から下を外旋するので外反足になり
アーチの崩れた扁平足や 外反母趾をともない
膝が壊れるのがO脚よりも早くおとずれます。
さらにうまく足を使えないので
血流が悪く冷え性であることもあります。
よく矯正をうたっているところで
O脚とX脚を同列に扱っていますが
X脚のほうが断然難しい。
あなたのご来院を
心からお待ちしております。








