大阪市東成区今里にあります鍼灸治療院リーチです。つったり肉離れを起こしたりする大腿二頭筋 についての考察です。
どこにあるの？
ももの裏側外側
大腿二頭筋は太ももの裏側にあります。
半健半膜様筋とともに
「ハムストリングス」
とも呼ばれます。
長頭と単頭があり
長頭は坐骨結節から始まり
股関節・膝関節にまたがる二関節筋で
短頭は大腿骨後面の粗線から始まる
単関節筋です。
長頭・短頭は浅層深層の関係になります。
両方とも腓骨頭の外側に停止します。
膝裏の外側のピンと張った部分(膝を曲げると持ち上がってくる部分)が長頭の腱にあたります。
ハムストリングス
内側の半腱半膜様筋と合わせて
ハムストリングス
と呼ばれることがあります。
どんな動き？
股関節伸展・膝関節屈曲
長頭は股関節を伸展させます。
後ろに蹴り上げる動作です。
半腱半膜様筋とともに作用します。
膝関節を屈曲させます。
半腱半膜様筋とともに作用します。
膝関節伸展の維持
立っているとき
膝関節が伸び切った状態では
腓腹筋と交差し伸展状態を維持する
機械的構造をしています。
内側では半腱半膜様筋が同様の働きをします。
下腿の外旋
下腿の外側に位置する腓骨頭に停止するので収縮するとつま先を外に向けさせます。
拮抗筋は？
大腿四頭筋
長頭の股関節伸展に関しては
四頭筋のうちの大腿直筋であり
膝関節屈曲に関しても
大腿四頭筋が拮抗筋になります。
関係する症状は？
肉離れ
サッカーなどでボールを蹴ると
大腿四頭筋が前へ送り出した脚を
ハムストリングで止めます。
全力で蹴ると止める衝撃も増すので
その衝撃を受けた大腿二頭筋が断裂を起こします。
坐骨神経痛
長頭は
坐骨神経を覆い隠すように
重なります。
短頭と重なる部分は
脛骨神経と腓骨神経の分かれ目にあたり下腿の神経痛の原因になります。
脛骨神経麻痺
長頭と短頭が滑走不足に陥ってると脛骨神経麻痺が起こります。
慢性腰痛
日常生活であまり使えていない筋肉です。
歩幅を大きくとって歩く
ジムでマシンを使ってのレッグカール
など意識をしないと鍛えられません。
使えずにいると
半腱半膜様筋や内転筋群とともに固くなり
床に足を投げ出して座ると
膝が伸びない 股が開かない
状態になります。
痛みは出ていないが重い腰
慢性的にだるい感じのする腰は
股関節から大腿二頭筋経かけてのリリースが必要です。
あなたのご来院を
心からお待ちしております。
鍼灸治療院リーチ 