上腕三頭筋

大阪市東成区 今里 にあります鍼灸治療院リーチです。
上腕三頭筋 について筋膜リリース的考察です。
肘はもちろん手首や肩の症状も上腕三頭筋の健康状態で左右されます。

  1. どこにあるの?
    1. 上腕骨後面
    2. 長頭
    3. 外側頭
    4. 内側頭
  2. どんな動き?
    1. 肘・肩関節の伸展
    2. スマホを持つ手を支える
    3. 肩関節の内転
  3. 拮抗筋は?
    1. 上腕二頭筋
    2. 上腕筋
  4. 関係する症状は?
    1. 五十肩
    2. 前腕への影響
    3. 肩こり

どこにあるの?

上腕骨後面

長頭外側頭内側頭に分かれますが停止部が前腕の尺骨の肘頭にあり肘筋さらには円回外筋へとつながります。俗に言う「二の腕」と呼ばれる筋肉にあたります。

長頭

長頭は肩甲骨に始まり肩関節も含めた二関節筋です。

外側頭

外側頭も上腕骨に起始しますが内側頭より長く下に隠します。

内側頭

内側頭の起始部は上腕骨上にあり他の二頭とは深層浅層の関係になります。


どんな動き?

肘・肩関節の伸展

肘・肩 関節を伸ばします。

・高い棚へ荷物を上げる
・腕立て伏せ
・ボールを投げる
など手を体から外へ大きく離す動作

スマホを持つ手を支える

スマホを持つおじさんのイラスト

スマホを手に持って操作する時
肘を曲げるので上腕三頭筋は伸ばされながら支えることで地味に力を使っています。

肩関節の内転

長頭によって肩関節は伸展させられますが
長頭は内転方向にも働きます。
脇を締める動作です。
長頭は上腕二頭筋とともに
上腕骨頭を関節窩にひきつけ
肩関節を安定させる役目があります。


拮抗筋は?

上腕二頭筋

拮抗筋は肘関節では上腕二頭筋です。
普通の人の日常では肘を曲げて物を持つ動作が多く上腕二頭筋をよく使います。上腕三頭筋が拘縮していると二頭筋の動きの抵抗になり負担が増します。

上腕筋

上腕二頭筋の深層筋である上腕筋も拮抗筋になります。

関係する症状は?

五十肩

肘関節では二頭筋と拮抗していますが上にあるように肩関節では二頭筋と協力して上腕骨頭を肩甲骨へ近づける方向へ働いています。三頭筋が拘縮して二頭筋の負担が増して二頭筋も拘縮すると必要以上に肩関節のクリアランスが狭まることになります。
このことが五十肩の始まりです。

前腕への影響

また筋膜は肘筋・回外筋へとつながり前腕へも影響を与え手首や指の症状にも関係します。

肩こり

腕の疲れが原因の肩こりも三頭筋からです。
普段からケアすることが必要です。


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