大阪市東成区 今里 にあります 鍼灸治療院リーチです。
冷え性の原因筋「後脛骨筋」についての考察です。
どこにあるの?
ふくらはぎの深層
後脛骨筋は
下腿の後ろ側の深層
にあります。
下腿は脛骨と腓骨二本の骨があり
その間を骨間膜でつながっています。
その骨間膜にかぶさるように
脛骨と腓骨の両方に付着する
起始部の広い筋肉です。
停止部は土踏まず
足首より上で腱になり
内踝の後ろを通り
土踏まずのところで停止します。
どんな動き?
足首の内反
下腿から足関節を超え足底につく
単関節筋であり
その働きは
底屈にも力を貸しますが
前脛骨筋と協力しての
足首の内反(回外)です。
土踏まずを作る
この作用に力を貸すことは
足底を持ち上げることにも相当します。足のアーチが崩れている人は後脛骨筋が機能してないとも考えられます。
静脈のポンプ機能
静脈血は筋肉の収縮した圧力で
心臓へ戻ります。
体の最も下部に当たる
ふくらはぎの筋の
役割は過酷かつ重要です。
後脛骨筋とヒラメ筋のあいだには
後脛骨静脈と腓骨静脈が通り
身体の最下部のポンプ機能の
一躍を担っています。
関係する症状は?
捻挫の後遺症
足首の捻挫の処置を怠ると
前距腓靭帯が損傷し
つまずきやすくなるので
つま先を上げて歩くようになります。
その結果後脛骨筋も
常に力を入れているようになり
足首が固くなります。
冷え性
足首が固くなると足関節内反も癖になり
長指伸筋・長母指伸筋・前脛骨筋とともに
後脛骨筋も常に固まった状態で
ポンプ機能が働かなくなり
冷え性の原因になります。
あなたのご来院を
心からお待ちしております。