後脛骨筋

大阪市東成区 今里 にあります 鍼灸治療院リーチです。
冷え性の原因筋「後脛骨筋」についての考察です。

  1. どこにあるの?
    1. ふくらはぎの深層
    2. 停止部は土踏まず
  2. どんな動き?
    1. 足首の内反
      1. 土踏まずを作る
    2. 静脈のポンプ機能
  3. 関係する症状は?
    1. 捻挫の後遺症
    2. 冷え性

どこにあるの?

ふくらはぎの深層

後脛骨筋は
下腿の後ろ側の深層
にあります。

下腿は脛骨と腓骨二本の骨があり
その間を骨間膜でつながっています。

その骨間膜にかぶさるように
脛骨と腓骨の両方に付着する
起始部の広い筋肉です。

停止部は土踏まず

足首より上で腱になり
内踝うちくるぶしの後ろを通り
土踏まずのところで停止します。

どんな動き?

足首の内反

後脛骨筋による足首な違反の動き

下腿から足関節を超え足底につく
単関節筋であり

その働きは
底屈にも力を貸しますが
前脛骨筋と協力しての
足首の内反(回外)です。

土踏まずを作る

この作用に力を貸すことは
足底を持ち上げることにも相当します。足のアーチが崩れている人は後脛骨筋が機能してないとも考えられます。

静脈のポンプ機能

静脈血は筋肉の収縮した圧力で
心臓へ戻ります。

体の最も下部に当たる
ふくらはぎの筋の
役割は過酷かつ重要です。

後脛骨筋とヒラメ筋のあいだには
後脛骨静脈と腓骨静脈が通り
身体の最下部のポンプ機能の
一躍を担っています。

関係する症状は?

捻挫の後遺症

足首の捻挫の処置を怠ると
前距腓靭帯が損傷し
つまずきやすくなるので
つま先を上げて歩くようになります。
その結果後脛骨筋も
常に力を入れているようになり
足首が固くなります。

冷え性

足首が固くなると足関節内反も癖になり
長指伸筋・長母指伸筋・前脛骨筋とともに
後脛骨筋も常に固まった状態で
ポンプ機能が働かなくなり
冷え性の原因になります。


あなたのご来院を
心からお待ちしております。